VR(仮想現実)・AR(拡張現実)への取り組み

 VRとは、「Virtual Reality」といい、「仮想現実」として仮想世界をまるで現実世界のように体験できる技術です。ヘッドマウントディスプレイなどを使用して没入感をもってVR空間を疑似体験もできます。また、ARとは、「Augmented Reality」といい、「拡張現実」としてコンピュータの画面上に実際にある建物や風景を映し出し、仮想の画像を重ね合わせる技術です。

~建設土木分野におけるVR・AR技術の導入メリット~

  • ① より現実に近い映像で施工現場のシミュレーションが可能。

     公共測量精度をもった測量・設計データを映像化することで、限りなく現実に近い映像でシミュレーションを図ることができます。また映像化により、現場作業員や管理者等、多視点の立場から具体的計画をイメージしやすくなります。作業イメージが沸くことで、仕事への意欲も向上します。

  • ② 情報共有で精度・スピードが向上。

     情報共有の媒体が2次元数値や文字ではなく、3次元デジタル化した映像により、視覚認識が飛躍的に向上し、関係者同士での情報共有精度やスピードが各段に向上します。正しく迅速に情報共有ができれば、早い段階で問題を発見したり、改善策を検討することができます。

  • ③ 簡単に多角的なシミュレーション化

     複雑な工事施工ステップなど、その他様々な工種工事の映像を重ねることができ、紙媒体だけでは分かりにくい施工手順が360°任意方向から確認できるなど、リアリティのあるシミュレーションを多角的に確認することができ、思わぬ見落としや新たな発見も可能となります。

  • ④ 業務全体的の効率化

     情報の共有に伴い、円滑な意思疎通が図られ、現場はもちろん、測量・設計段階でも効率化します。

 弊社では、長期的にみて組織・企業のデジタル化で効率化することにより、昨今問題化している建設業界での人材不足問題解消にも貢献できると考え、3次元測量データから3次元設計データ作成に留まらず、更にVRやAR技術に融合させた「建設デジタルDXの推進」を提案していきます。